CIBI Okayamaができるまで vol.2

CIBI Okayamaが岡山県吉備中央町に2026年6月にオープンします。
そして宿泊できるCIBI Houseが2027年にオープン予定です。
どのように私たちがこの場所を作ってきたのか、その過程と裏側を少しずつお伝えしていきます。

今回はCIBI Okayamaの空間づくりと携わってくださった方々にまつわるエピソード、そして私たちの想いを綴っていきます。

Enjoy reading with the sounds of Okayama.

CIBI Okayamaの空間アイディア

CIBI Okayamaの場所は、かつてMegが通った中学校校舎。
3階建てのとても広い建物です。ゆくゆくは建物全体を活用するさまざまなアイディアや構想がありますが、まずはカフェスペースとデザインストアを1階入り口すぐの場所に作っています。

そこはもともと職員室だった場所。
職員室と廊下を隔てた壁を全部取り払い、広いワンフロアを作り出しました。それはZentaのアイディアによるもの。
もともとの区間をそのまま使うのではなく、学校特有の”教室&廊下”という固定概念を壊すことで、ものの見え方と使い方に変化を与えるアプローチを考えました。廊下分を含めるとワイドが広くなり、視界が開ける。ユニークなスペースの拡張によって、新鮮な風景が生まれました。

メルボルン、東京、岡山に共通するCIBIらしい空間。
その原点には、Zentaの思考のスケッチがあります。既存の形をそのまま受け入れるのではなく、空間の境界や使い方を柔らかく捉え直し、人が自然と心地よく過ごせる風景へと変えていくこと。それが、CIBIの空間づくりのスタイルです。

Zentaは岡山とメルボルンを行き来しながら、空間のデザイン、現場の大工仕事とディレクションをしています。壁を壊し、ペンキを塗り、什器をつくり、時にはBBQをふるまい、自ら手を動かしながらこの場所とともに過ごしてきました。

先日、冷蔵庫やコンベクションオーブンなどの大型キッチン設備も搬入完了しました。
このあとは家具や什器の仕上げなどを行っていきます。
6月のオープンに向けて、空間づくりもいよいよ佳境です。

”あるもの”にもう一度光を浴びさせる

Zenta が大切にした空間のコンセプトは、リバイバル。
12年間眠っていた校舎の中は、時がとまったままの姿でした。
どの教室の中にも、机と椅子、棚や黒板などが当時のまま残っていました。

私たちが大事にまた使うことをものたちも喜んでくれるのではないか、そうZentaは言います。使われなくなったものに、また光を浴びさせる。そんなイメージをCIBI Okayamaの空間作りの中心に置きました。

たとえば、技術室の作業台は、カフェのコミュニティーテーブルに。
図書室の受付カウンターは、ショップのカウンターに。
家庭科室の作業台は、カフェのキッチン作業台に。
美術室のデッサンイーゼルと飾り棚は、ショップの什器として。
キッチンのスイング扉は、職員室の建具を利用して。
グラウンドにあった土管を、洗面台に。

時には、切ったり、はめたり、その場で手を加えながらアイディアをかたちにして、自由な発想で再構築しています。

ここにあるものを、紡いでいくこと。
有機的な繋がりは、ものにおいても、ひとにおいても、私たちが大切にしていることです。

まちの職人さん、近所のみなさん、仲間ととともに

長年廃校だった校舎は朽ち果て、手を入れるべきところだらけ。グラウンドは荒れ放題でした。
CIBI Okayamaを作るにあたって、まちの職人さん、近所のみなさん、仲間たち、本当にたくさんの方のお力を借りてきました。

ここにお名前をあげて、お礼を述べさせてください。

水道/設備 ひろしさん

水道や電気などのインフラを整えることがまず最初の、そして最大の難関でした。何度も問題が発覚しハードルだらけで、心が折れそうになることもしばしば...。

水脈調査のダウジングなども行いグラウンドに穴を掘って、浄化槽を新たに設置したり、気の遠くなるような道のりをひろしさんは私たちと一緒に歩んでくださりました。

Zentaの突然のアイディアもポジティブに対応してくださる柔軟な姿勢や、丁寧でセンスのある技術にいつも感動しています。
素晴らしい仕事をありがとうございます。

空調設備  ヒロさん

キッチンがオープンになっているCIBIの空間の中で、大きくて目立つレンジフードの存在感。

私たちの感覚をすくいあげてくださり、CIBIの世界観に合うナイスな換気扇をつけてくれました。色んなアイディアを出してくれて、頼りになるヒロさん。ありがとうございます。

大工 てっちゃん

日本の学校の建具はとても丈夫で、地震大国で何十年も使い続けられる強度を持っており、解体するのも一苦労でした。

そんなハードな解体作業をこなしてくださり、解体した建具たちを再利用して形にしてくれたベテラン大工のてっちゃん!
Megの保育園からの幼馴染みです。ありがとうございます。

電気 ひさしさん

Megのいとこの先輩でもあるひさしさん。
お店の要とも言える大切な電気系統を担当してくださり、ありがとうございます。校舎に明かりがついた時は感動しました。
さまざまな種類のあかりをつけてくれて、キッチンの心臓部でもある設備を上手にまとめてくださりました。配線の隠し方が美しく、電気配管までもデザインされていて最高です!

ランドスケープ Michael

CIBI Melbournen friendsのマイケル。
グラウンドの植栽などを10日間ほど滞在しながら手伝ってくれました。ユーカリやガムの木などオーストラリアの植物も植えてくれました。
この土地にマイケルを通したメルボルンの風も運ばれてくることでしょう。楽しい時間をありがとう。

設計/建築まわり ara

CIBIの常連さんでもありMegとZentaの友人のアリソン理恵さん率いるaraチーム。Zentaのひらめきをかたちにしてくださったり、新たなアイディアを楽しく出してくださったり、書類系のサポートをしてくださったりと、大変お世話になりました。
スムーズな進め方もさすがでした!ありがとうございます。

皆さんのお力無しではここまで辿り着けませんでした。
心から感謝いたします。

養蜂とお茶と菜園をはじめました

CIBI Okayamaの近所に住む方から巣箱と蜂をお譲りいただき、昨年からスタートした養蜂。

これはOkayama General managerのYoshi念願のプロジェクトで、メルボルンの養蜂の現場に足を運んだり、養蜂に詳しいマイケルから色々と教えてもらったりしています。

ちなみにメルボルンでは、urban bee keepingという言葉があるくらい生態系においてミツバチの存在の大切さが唱えられており、都市での養蜂が身近にあります。

昨年は、少量ですが初めてのはちみつが無事収穫できました。とても嬉しい瞬間でした。この恵みを皆さんともシェアしたく、今後収穫量が安定したら、この土地でとれたはちみつを使ったメニューが登場したり、販売もできたらと思っていますのでどうぞお楽しみに。

校庭の中に菜園をつくり、野菜やハーブを無農薬・無化学肥料で育てていきます。先日は、お茶の木も植えました。
昔Megが通っていた小学校にはお茶の木がたくさんあったそう。生徒たちがみんなで茶摘みをし、加工してもらい、夏には冷たいお茶を、冬はあたたかいお茶を、自分たちで摘んだお茶を一年中 学校で飲んでいた思い出があると言います。

また、“こうかい茶”と呼ばれる、マメ科の植物「カワラケツメイ」も植えました。葉や茎を乾燥・焙煎してつくる、香ばしいノンカフェインのお茶です。 子どもの頃から、暮らしのすぐそばにあったお茶で、今でも家では変わらず毎日飲んでいます。これからこの場所でも少しずつ育て、いつか皆さんにも楽しんでいただけたらと思っています。

野菜やお茶など、日々口にするものを自分たちの手で作る。
それをみんなにシェアしたり、そういう体験やカルチャーを子どもたちに繋いでいくハブとしても、場を耕していく予定です。

植物に花が咲き、その蜜をミツバチたちが運び、土を豊かにしていく。さまざまな生き物たちが関わり合いながら循環していく自然の中に、CIBIもまた在りたいと思っています。

CIBI Okayamaができるまで vol.3

CIBI Okayamaが岡山県吉備中央町に2026年6月にオープンします。
そして宿泊できるCIBI Houseが2027年にオープン予定です。
どのように私たちがこの場所を作ってきたのか、その過程と裏側を少しずつお伝えしていきます。
次回は、CIBI Houseに焦点をあてます。
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CIBI Okayama is hiring!

CIBI Okayamaでは、オープニングスタッフの募集を開始しています。

デザイン、食、空間を一体として、CIBIそのままを表現する場所です。
メルボルン、東京に続く拠点として、岡山でも日々取り組んでいきます。
一緒にこの場所を作っていきたいと思ってくださる方、ぜひご応募ください。